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糖質制限について

チーズブッセ

糖質制限について

欧米では糖尿病治療の一つとして実際の治療に取り入れられています。日本においては2012年5月に糖尿病学会において治療の一環として取り上げられて大きな話題となっております。従来のカロリーベースによる食事制限では、個々の食べ物の重量を計ったりして細かな計算が必要になっておりましたが、糖質制限の場合に気にするのは食物に含まれる糖質量だけを気にすることになり、実際に取り組みやすいものになっております。糖質コントロールはカロリーコントロールと並び、これからのスタンダードになると思います。これからは患者さんと医師が積極的に会話し、食事法を選ぶ時代が到来する予感がします。

糖質制限とダイエットについて(高林シェフも試してみました)

糖尿病の友人を助けるために糖質制限パン・スイーツを開発する際、「自分でよいと思えるものでなければ作ることはできない」と感じ、私自身も糖質制限を実践してみました。すぐに効果を知りたかったこともあり、3食すべてで糖質を制限する「スーパー糖質制限」を行ってみました。主食はすべて抜き、肉、魚、野菜などおかずのみを食事とし、お酒はウィスキーと糖質ゼロビールだけにしました。仕事上ケーキの試食がありますが、それも最低限に抑え、2か月実施したところ、体重は8キロ落ちました。実践後2,3日で体重は減り始め、お腹周りの肉が落ち、最終的にズボンのサイズは2インチ小さくなりました。

確かに効果を実感できましたので、それ以後は糖質制限パン・スイーツの創作に没頭しました。現在は適度なバランスを取りながらゆるい糖質制限をしています。病気で制限を余儀なくされる場合を除いて、糖質も必要な栄養素だと思いますので、偏らないように食事を摂っています。体重は一番少ない時よりも2キロぐらい増えましたが、それ以後は変わっていません。もし再び太り始めたとしても、糖質制限をすれば体重をすぐにコントロールできるという自信も付きましたので、心配はしていません。

糖質制限をしてよかった点は、体重の減少だけでなく、血糖値の改善やヘモグロビンA1cの値の改善、コレステロール値の減少などがあります。さらに、糖質制限食を食べた後は、一時的に眠くなることもなく、仕事や他の活動の妨げになりませんでした。人により効果の差はあると思いますが、体重の減少はほとんどの方が体験できると思います。

糖質制限を実践してつらいと思うことは、おそらく「主食やスイーツ」を制限することだと思います。糖質制限をしていても、「主食やスイーツ」を食べることができたら…こんなによいことはありません。糖尿病の方も、糖質制限ダイエットをしている方も、おいしいパンやスイーツを食べながら糖質制限生活を送れたら…フレジュはそんな方のお役にたちたいと思っております。これからも”ローカーボで楽しく!美しく!”を目指して頑張ってまいります。