フレジュ物語　第４話　

前回までのあらすじ。

渡米して、
帰国後、糖質制限の世界は自分で開拓しなければならないと悟り、
一から勉強を始める。
試行錯誤して最初の試作が出来上がり、
糖尿病の友人に試食してもらう。

そして、きっちりと数値を図ってもらう。
さて、気になる結果は…
と、その前に、
以前のスフレ生地を焼いたときのコツで、まわりの生地を「滑らせる」という説明が
うまく出来なくてすみませんでした。
写真で説明しておきたいと思います。

これは、糖質制限とろけるショコラです。

焼きたてホヤホヤで、型から上に出てますね？
これは、オーブンの熱で持ち上がったということです。

でも、持ちこたえるもの（この場合グルテンなど）がないので、
支えられず、落ちます。

型から外したところですが、周りに「滑る紙」が巻いてあるので
そのままストンと落ちて上面が形良くなってます。

もう一度最初の写真と比べてみてください。
紙は型と同じ高さなので、どれくらい持ち上がったかわかりますね。
もし、周りが型にくっ付いていたら…生地は落ちようとするので
真ん中だけ、へこんだようになるわけです。
それで、周りを滑らせるときれいなスフレ生地が焼けるということでした。

以上が前回の説明の補足です。
長くなってすみませんでした。

本題に戻りますね。

試食前　最初の数値がこれ。

今日はちょっと高めだと言っていました。血液を採取して…
初めてみる友人の行動にドキドキでしたっ。

（糖尿病の方ってこんな苦労をしているんだなぁと思ったのを覚えています）

２つ食べてもらって、色々雑談していたらあっという間に時間が過ぎたのを覚えています。
色々聞きたいことがありましたからね～。^^

約１時間後

この数値、最初わたしには、良いのか悪いのかも全くわかりませんでした。^^

数値を見て友人が、

「おおっ！すごいっ！スイーツを二つ食べて、この数値！しかも、美味しい！」

説明によると、上がったのは１６。彼は２型なので３倍が目安。
つまり１６割る３で、
２つ分スイーツの糖質約5.3　！。

しかも美味しい。と言ってくれました。
実は、味は問題ないと思っていたのでした。
味には自身があったので。

でも、実際の数値はわかりませんから不安がありました。
当時は炭水化物表記が不明もの、表記より数値が上がるものがあると聞いていたので。

でも、実際の結果にこれなら糖尿病の方にスイーツ、パンを食べてもらえると
確信と自信を与えてくれた最初の日になったのでした。
次回はそのころも糖質制限の食品はあったのに、
なぜ、わざわざわわたしのところへ相談に来たか、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
それによりわたしの職人魂がまた燃えるのですっ。

またあるものも購入することにも。
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